今年3月の双匯痩肉精事件、8月のウォルマート有機豚肉偽装事件など、有名企業が相次いで食品安全性に関わる事件を起こした。その後も地溝油(排水溝や下水溝にたまった油を回収し再生利用した油)、毒モヤシ、回鍋油(使い回し油)、染色マントウなど、同様の食品事件が後を絶たない。こうした企業の中には謝罪をした企業もあったが、隠蔽に忙しかった企業もあった。「民以食為天」(民は食を以って天と為す)と言うように、中国人は最も「食」にこだわる民族であるにもかかわらず、食の安全性に気をもみ不安を抱えている。
2011年12月10日、鄭州紫荊山広場で多くの市民を集めた食品安全普及活動 (王頌撮影) |