(3)クオリティが低い。きめ細かさに欠ける
中国のアニメを見ていると、ほとんどの作品は細かい所の色の塗り方が雑だったり、輪郭の線が非常に不自然だったり、色が全く無い部分があったりする。さらには同じシーンを一話の中で繰り返し使ったりしていることもある。無責任で、雑で、いい加減なやり方だ。
(4)ストーリが単調
ひと言で言えば、「始めの部分を見ればラストがわかる」。なぜならほとんどの中国のアニメ・漫画のテーマは「正義は絶対に悪に勝つ」だからだ。
(5)神話をモチーフにするのが好きだが、うまく利用できていない
中国の作品は、伝統や伝説の物語と現代の生活を融合させるのが下手だ。
宮崎駿氏の「千と千尋の神隠し」では日本の神話にでてくる神様が沢山登場したが、中国はどうだろう?タイムマシンや時間の逆流ばかりで、古代は古代のまま。我々とは遠く離れた存在として扱っていて面白くない。
例えばアニメ「ナタク伝奇」を例にとると、ナタクのキャラがなんとか許容範囲であるのを除き、他のキャラクターは滑稽ですらある。例えば雷震子というキャラクターは「封神演義」では体格がたくましく、皮膚が黒く、顔立ちの醜い人だとされているが、「ナタク伝奇」ではまるでジャガイモのような姿になり下がっている。
中国のアニメ・漫画と日本のアニメ・漫画との差はこれだけではないが、とにかく中国のアニメ・漫画が日本のような高いレベルに到達するにはまだまだ長い時間がかかるだろう。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年11月16日
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