現在、日本のアニメ・漫画産業の売上高は年間230兆円、純利益は年間6000億円に達している。アニメ・漫画産業は今や日本の第3の産業となり、広義では日本のGDPの十数パーセントを担っているという。
一方で、中国のアニメ・漫画産業の昨年の純利益はわずか28億元で、日本のアニメ・漫画産業の6%にも満たなかった。ここからも、中国のアニメ・漫画産業と日本のアニメ・漫画産業の差がよくわかる。以下、筆者の個人的な観点から、中国のアニメ・漫画と日本のアニメ・漫画の違いについて簡単に紹介したいと思う。日本新華僑報のウェブサイトが伝えた。
(1)革新性に欠ける
これは中国のアニメ・漫画において比較的顕著な欠点だ。キャラクターは確かにもっともらしい顔かたちをしているが、線や比率を意識しすぎていて、どれも同じような顔で想像力に欠け、味気ない。
中国のアニメ「藍猫淘気三千問」「千千問」などを見ても、各話の内容があまりにも似通っている。どの話も、学ぶ知識がちょっと変わっただけで同じようなストーリーばかりだ。このようないい加減な内容のどこが面白いのだろうか?どこに興味を持てばいいのだろうか?教科書の長たらしい文章と何の違いがあるのだろうか?
(2)対象年齢は12歳以下
中国のアニメ・漫画の対象年齢は主に12歳以下の子供であり、12歳以上の青少年が見るのは主に日本のアニメや漫画だ。
関連データによると、中国大陸部漫画市場の99%は日本の漫画に占められており、12歳以上の青少年のうち、中国産のアニメが好きな人はほとんどいない。
12歳以下の子供は、人数、思想、社会的影響などの要素に制限を受けるため、視聴者の主体にはなりえない。アニメの最大の視聴者は14歳-30歳の青年だ。この年齢層は思想的に成熟する段階であり、判断力もある。そして重要なのは、この年齢層は購買力があり、派生商品の主な消費者であることだ。
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