最近、在日中国人作家で評論家の莫邦富氏が本人のブログで、今年、中国で日の出の勢いの日本人評論家、加藤嘉一氏の一部発言が事実と違っており、虚偽情報を発信している疑いがあると指摘した。莫邦富氏は公人として加藤嘉一氏の発言が事実と食い違うことが常態化すれば、「いつか裁きが下る」と糾弾している。
莫邦富氏は「加藤嘉一は中日民間に虚偽情報を流すな」というブログで、加藤氏が最近中国で日の出の勢いの日本人で、1980年代生まれの彼は中国メディアで活躍しており、中日両国で注目を集めていることを紹介している。一方、加藤氏の最近の発言には事実と食い違う点があり、虚偽情報を発信している恐れがあり、彼の発言により不安を駆り立てられていると憂慮している。
莫邦富氏は具体例を挙げている。今年8月中旬、加藤氏の故郷である伊豆高原で高次元フォーラムが開催された時、二人のゲストが壇上に上がった。一人は日本の著名な政治学者で東京大学先端科学技術研究センターの御厨貴教授、もう1人は若輩者の加藤氏だった。加藤氏は中国での生活体験を下に中日関係を語った。だが、質疑応答での加藤氏の回答に場内は驚愕した。
質問者「中国は大国ですね。3・11の東日本大震災後、たった15人しか支援隊を送ってこなかったのはどうしてですか?」加藤氏「それは中国政府が大人数の支援隊を日本に派遣して、民衆の不満を買うことを恐れたからです。」莫邦富氏はブログで、この回答を聞いて余りの驚きに自分の耳を疑った、彼の発言は白を黒と言うような事実と正反対だったからだと強く意見する。
思いがけず、最近、加藤氏は鳳凰衛星放送の番組で中国観光客に対して日本旅行を勧めている中で、完全に日本が東京を含め多くの地域が放射能汚染されているという事実を完全に無視して、どんなに日本は安全だといっても、中国人だけが日本旅行に行きたがらないと語った。莫邦富氏はこの発言を聞いて、加藤氏は伊豆でのでたらめな評論の教訓を受け入れていないことがわかったという。
莫邦富氏は、情報の伝達は真実に基づいているという信用保証が基本になっており、公共のメディアで発言する公人であるからには、彼の発する情報がうそであることが常態化すれば、いつか裁きが下る日が来ると注意する。これが莫邦富氏がこのブログを書いた初志だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月10日 |