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本誌の辛亥革命関連報道  
孫中山―堅忍不抜、百折不撓の革命家

 

孫中山には、わたしたちの学ぶべきもう一つの面があります。それは、政治的に当面の革命の任務の必要に応ずるため、たゆみない自己教育を堅持したということです。かれは、理論と実践の面からとどまることなく探求をつづけ、革命を勝利へみちびく道、中国が解放をかちとる道、中国が国際的に平等な地位を獲得し、中国人民が自由を獲得する道をさがし求めたのです。

孫中山の政治的な成熟は、つぎのような問題に集中的にあらわれているといえるかも知れません。つまり長期にわたるまがりくねった革命的実践の過程のなかで、武装を掌握することの重要性をいよいよ深く認識するにいたったこと、「第一には武力を国民と結びつけ、第二には武力を国民のための武力にし」なければならないことを、いよいよ深く認識するにいたったということがそれです。こんにち、わたしたちからみると、これは簡単な問題です。しかし、わたしたちは孫中山とその中国革命にたいする貢献を評価するばあい、世界全体と革命の実践は、孫中山の生誕後百年、とりわけ最近五十年間にきわめて大きな変化が生じたという前提から出発しなければなりません。なぜ革命をしなければならないのか、どのような革命をすすめるべきか、どのように革命をすすめるか―これらの問題について、わたしたちのこんにちの認識はわたしたちの前人の成功と失敗の経験からきているのです。当時、かれらは、自分のうけついでいた、革命の法則にたいする認識にもとづいて事をおこなったのであって、ただ、これらの法則を運用して壁につきあたり、予期の結果が得られなかったばあいにはじめて、やむをえず、新しい法則をさがし求めたのです。かれらはひじょうに大きな代価をはらいましたが、かれらの目標はわたしたちの目標へとみちびきました。ですから、かれらは失敗したけれども、やはり光栄である、とわたしは思うのです。

最後に自分のあやまりを認めて、勇敢に、断固としてそのあやまりを改める人は、いっそう光栄ある人となります。孫中山の晩年の生活と革命活動はまさにそのとおりでした。一九二四年六月、かれは黄埔軍官学校の教職員と学生にこう語りました。「数十年にわたる革命事業のなかで、成功の経験も得たし、失敗の教訓もくみとった。中国の革命が遅々として成功しないのは、革命の軍隊がないからであり、広範な人民の基礎がないからである……いま、わたしは、わたしたちの革命の使命をはたすために、国民党を改組し、自分たちの革命の隊伍をつくることを決意した……これが黄埔軍官学校を創設した宗旨である」[注释9]。

学ぶということは一歩一歩前進していく過程です。革命を学ぶのもそのとおりです。わたしたちは、一歩一歩摸索していくなかでのみ、なにをすべきか、どのようにすべきかを知ることができるのです。孫中山時代の中国はひじょうに複雑でした。この半封建·半植民地の社会の階級矛盾は、とくに清朝がくつがえされてからは、軍閥支配と軍事割拠によってひじょうにするどくなりました。しかも、これらの軍閥は、それぞれ一つの帝国主義帝を後だてにしていたので、日本、イギリス、アメリカ、フランス、ベルギー、ドイツなどがいずれも手をのばしてきました。孫中山は、中国人民を苦難のなかから解放しようとしましたが、人民が自分の手で解放をかちとるほかないのだということを知らなかったために、ある軍閥を利用して他の軍閥に反対しようとしました。

それは悲惨な失敗に満ちた道でした。しかし、最後の結果は、孫中山とその他の中国の革命家に重要な教訓をあたえました。かれは失敗の原因をきびしく検討しました。かれのつくった政党が、みなしっかりとした基礎が欠けていることを知っても、かれは恐れてちぢみあがるようなことはありませんでした。かれは、この問題にたいするきびしい自己批判と多くの新しい友人たちの援助を受けて、光明を見てとりました。かれは、レーニンの道をあゆみ、ロシアを師とし、中国共産党の、大衆をよびさまし、国民革命を指導する道をあゆまなければならないこと、革命はいちばん切実に解放を求めている人びと、つまり抑圧されている人民大衆にのみたよらなければならないことを知りました。かれはこのことを知ってから、二度とブルジョア民主主義のあの美しい飾りに惑わされることはなく、それがペテンにすぎないことを見ぬきました。今日、反動派は、やっきになって全世界の人民、とくに青年たちをあざむき、かれらが革命をやらないようにさせ、マルクス·レーニン主義を信じないようにさせようとして、これらのものはすでに「古くさくなった」といいふらしています。かれらは、革命は革命をやらなくてもなしとげることができるということを、人民に信じこませようとしています。しかし、四十数年も前に、孫中山は、ブルジョア民主主義そのものはもう百年時代おくれのものであり、しかも、実際にはブルジョアジー自身も、とうにそれを捨てさってしまっている、という結論を下しています。唯一の解決の方法は、大衆を基礎とした革命をやることです。

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