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本誌の辛亥革命関連報道  
孫中山―堅忍不抜、百折不撓の革命家

 

こうして、孫中山は晩年になって、はっきりと中国革命についての真理を認識しました。かれはいつもそうですが、いったんはっきりと真理をみてとると、ただちに行動に移りました。かれは、中国共産党の協力と新しく生まれたソ連の援助を歓迎しました。かれは、大衆をよびさまし、革命的行動をとるために、全力をあげてかれの指導する政党の改組をおこないました。国民党内にかれにつづくのを拒絶する人がいると、かれは断固たる原則的な態度で、革命をやるか、出てゆくかだ、もし、かれらが出てゆかないなら、自分が出てゆく、といいきりました。しかも、かれはもし自分が出てゆくとすれば、中国共産党にはいり、真に中国を世界で自由と平等を享受できるようにしようとしている人たちといっしょに行動すると公然と表明しました。

かれの革命的な政治綱領についても孫中山は同じような決意をもって行動しました。かれは、かれの三民主義にあらためて解釈をくだし、さらに連ソ、連共、農労援助の三大政策をつけくわえました。一九二四年の中国国民党第一回全国代表大会で、かれは三民主義と三大政策とは、中国革命の基礎となるもので、分かつことのできないものであり、変えることのゆるされないものである、と声明しました。四十年前においては、このような綱領はひじょうに急進的なもので、この綱領を実現するには、きびしい、持続的な闘争をおしすすめなければなりませんでした。

毛主席は、ひじょうに早くから、つぎのように指摘しています。「このような三大政策の三民主義、革命の三民主義、新三民主義、真三民主義は新民主主義の三民主義であり、旧三民主義の発展であり、孫中山先生の大きな功績であり、中国革命が社会主義世界革命の一部分となった時代の産物である」(『新民主主義論』)。孫中山の綱領と中国共産党の綱領の異なった点を指摘すると同時に、毛主席は、両者は民主主義革命の任務においては、基本的には同じものであると説明しました。これは三民主義と共産主義との統一戦線の結成と第一次国共合作に可能性をあたえました。そして、この合作は全国人民の支持をうけるとともに、一九二四年から一九二七年にかけての大革命を実現しました。ところがこのあと、蔣介石が孫中山の革命的遺訓をなげ捨て、革命を裏切ったため、中国共産党が毛沢東主席の指導のもとに、新民主主義革命を最後までおしすすめるという重荷を荷なったのです。

孫中山は遺訓のなかで、すべての革命家に、勝利をかちとるまでひきつづき闘争するよう要求しました。中国共産党は中国人民を指導して、この遺志をやりとげましたし、またはるかにそれ以上のことをやりとげています。もし孫中山がいまなお健在であれば、かれは、中国共産党が全国人民と全国各民族を団結させ、人民を指導して、社会主義革命と社会主義建設のなかでおさめたきわめて大きな成果に、そしていま世界でマルクス·レーニン主義の真理を堅持しているだんことした立場に誇りをおぼえるでしょう。

孫中山が生涯をかけて奮闘した目標は、すでに実現されました、またすでにそれ以上のことが実現されています。しかし、かれの名前とかれの精神は、いまなおわたしたちの心のなかに生きています。わたしたちはかれの四十年にわたるわれを忘れた闘争に、誇りを感じています。「かならず民衆をよびさまし、われわれを平等に遇する世界の民族と連合しなければならない」というかれの遺言は、今日耳にしてもなお正しいものであります。

わが国人民はかつてない団結を実現し、おおいに意気ごんで生産を発展させ、科学、教育·文化の新しい高峰をよじのぼっています。プロレタリア文化大革命がくり広げられたことによって、わが国の社会主義革命はさらにいっそう深まり、いっそう広まるあたらしい段階にはいりました。帝国主義、とりわけ各国人民の主要な敵であるアメリカ帝国主義に反対するきびしい闘争のなかで、わたしたちの全世界の勤労人民との団結、被抑圧民族および被抑圧人民との団結は日増しに強まっています。全世界にはすばらしい革命情勢があらわれています。孫中山が革命闘争のなかで示しただんこさとねばり強さはいつもわたしたちを励ましています。わたしたちの奮闘目標にたいするゆるぎない決意、マルクス·レーニン主義、毛沢東思想にたいする堅い信念、勝利をかちとるわたしたちの力にたいするかぎりない確信を胸にいだいて、わたしたちは、人が人を搾取することのない、民族抑圧のない、人種差別のない世界を実現するために努力しているすべての人びととともに、闘争のなかで手をとりあって前進してゆきましょう。(宋慶齢女史は孫中山夫人、現在は中華人民共和国副主席)

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[注释1]

『孫中山選集』、人民出版社、一九五六年、六七ページ

[注释2]

『レーニン全集』第十九巻、人民出版社、一九五九年、八二ページ

[注释3]

馬湘はもとアメリカに住んでいた華僑の労働者で、のち革命に参加し、一九一六年から中山先生が逝去するまで、その衛兵、衛兵長、副官などをつとめました。

[注释4]

『辛亥革命回顧録』第一集、中華書局、一九六一年、五六六ページ

[注释5]

『辛亥革命回顧録』第一集、中華書局、一九六一年、五七五ページ

[注释6]

『辛亥革命回顧録』第一集、中華書局、一九六一年、五九七ページ

[注释7]

『辛亥革命回顧録』第一集、中華書局、一九六一年、五六五ページ

[注释8]

『辛亥革命回顧録』第一集、中華書局、一九六一年、四五五ページ

[注释9]

『辛亥革命回顧録』第一集、中華書局、一九六一年、六〇二ページ

 

「北京週報日本語版」1966年No.47

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