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本誌の辛亥革命関連報道  
孫中山―堅忍不抜、百折不撓の革命家

 

宋慶齢

孫中山生誕百周年を記念するにあたり、わたしはこの中国人民の偉大な息子の生涯と活動について、すこし感想をのべてみたいと思います。

孫中山は、帝国主義的独占資本が世界を支配するようになる直前に生まれました。かれが生まれたのは、国内の封建王朝が太平天国の農民革命によってぐらつきだした直後の時期であり、わが国の人民が資本主義国と接触しはじめた直後の時期でした。

また、孫中山がこの世を去ったのは、帝国主義勢力がわがもの顔にのさばりかえっていた時期でした。ヨーロッパの列強はかねてからわが国の領土を山分けしようとねらっていましたし、すぐ隣の日本の軍国主義もたえずわが国ぜんたいの生存をおびやかしていました。祖国は軍閥どもの手でいくつかの部分に分割されていました。かれらは、それぞれ、直接あるいは間接に一つの帝国主義国と結託し、自分たちの割拠している地域で兵器·弾薬の輸入を独占していました。当時、四分五裂の状態にあった中国は、帝国主義がほしいままに奪いあう獲物になっていたのです。

こんにち、中国はなんと偉大な、歴史的意義をもつ変化をとげたことでしょう。中国共産党と毛主席の指導のもとに、中国人民はすでに帝国主義的侵略、封建的支配、官僚資本の独占という三つの大きな山をはこび去りました。中国人民は、勝利のうちに新民主主義革命をなしとげたばかりでなく、社会主義革命と建設のなかで輝かしい成果をおさめました。中国人民はかたく一致団結しています。わたしたちの政治制度、社会組織、経済は、本質的に西側の資本主義国よりも進んだものです。それにひきかえ、帝国主義はすでに崩解しはじめ、いまや避けることのできない政治的、経済的危機に直面しています。

では、わたしたちは、現在なぜ孫中山を記念するのでしょうか。それは、わたしたちが中国民主主義革命の時期におけるこの堅忍不抜、百折不撓の革命家を永遠にしのび、中国のこの偉大な革命の先駆者を永遠にしのぶためである、と思います。

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