中国国務院新聞(報道)弁公室が6日発表した白書「中国の平和的発展」は、防御的国防政策を堅持するとし、次のように述べている。
▽中国には広大な領土と海があり、陸地国境は2・2万キロ余り、大陸海岸線は1・8万キロ余りある。複雑で多様な伝統的、非伝統的安全保障の挑戦(試練)に直面し、国の分裂をはかる勢力やテロリズムなどの脅威を受けている。
▽国防近代化は中国の理にかなった国家安全保障の要請であり、平和的発展の実現にとって必要な保障である。軍隊近代化の根本的目的は国家の主権、安全、領土保全を守り、国の発展の利益を保障することである。国防のための支出は合理的かつ適度なもので、国の安全を守る必要に見合ったもので、いかなる国とも軍備競争をする考えはないし、いかなる国に対しても軍事的脅威となることはない。「他国が侵犯しなければ、他国を侵犯することはない」、国際紛争やホットな問題の平和的解決に努力する。国際軍事交流を重視、強化し、国際的、地域的安全保障協力を推進し、あらゆる形のテロに反対する。
▽平和な国際環境と有利な外部条件を築くため努力する。平和共存5原則を踏まえ、すべての国と友好協力を発展させ、防御的国防政策を堅持する。
「新華網日本語」2011年9月7日
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