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評論  
真実が点す良心の火 映画「南京!南京!」上映

 

中国の戦争被害者弁護団の南典男弁護士は、取材に対し、映画はある日本兵が戦争を反省するという目線から南京事件を描いており、彼には非常に感動した。南弁護士は長い間、中国戦争被害者の日本政府に対する戦争賠償訴訟を助け、今回の映画は彼を強く励ましただろう。

陸川監督はこのような中日民間交流を通してこそ、中国と日本の戦争理解を徐々に積極的な方向に向かわせることができると言っている。

今回の「南京!南京!」の上映は、南京・史実を守る映画祭実行委員会が2年の歳月をかけて実現させたもの。この委員会は十数人のボランティアによる活動で、長い間中国戦争被害者の弁護をしてきた日本人弁護士、左翼雑誌の編集者や退職した歴史の高校教師などで構成されている。

2007年、南京大虐殺70周年の節目に、各国でこれに関係する映画が上映されたが、日本だけはまったく無関心だった。史実を守る映画祭実行委員会は苦労して最終的に12月13日、『Nanking』『南京・引き裂かれた記憶』『アイリス・チャン』『チルドレン・オブ・ファンシー』という南京大虐殺を描いた4本の映画を上映し、900人を越える観衆がこれに参加した。

この委員会の中心者である左翼雑誌「中帰連」の編集者、荒川美千代氏はもともと映画「南京!南京!」もそのときの上映計画に入れていたが、この映画が日本で話題になり頓挫した。その後、2年の間、荒川氏は仲間とともにこの映画の上映のために奔走してきた。映画館の中にはこの映画を商業上映しようというところもあったが、右翼の抗議活動を心配し、最終的には断られた。

史実を守る映画祭実行委員会は21日映画が無事上映できるように、警察に警備を要請していた。ところが以前とは違い、この日、右翼は反対行動に出なかった。陸川監督は、日本の右翼団体一水会の幹部、鈴木邦男氏が会場に来て、映画を見たという。見終わって、感動したので、できるだけ右翼に抗議に来ないように薦める、多くの日本人にこの映画を見て欲しいと語ったという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月22日

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