米国債格下げと欧州危機により、公共債務に対する過度の依存、極度な消費経済が継続できないことが明らかになった。中国は13億の人民による内需市場により、持続的な発展を実現できるのだ。そこで重要となってくるのが、以下に挙げる2点だ。
まずは減税だ。今回の米国債務上限引き上げは、なぜ期限目前になり合意となったのか。オバマ大統領は増税を目論んでいたが、結果的に国会を通過しなかった。米国の多くの商品は中国よりも安価であり、税率が低めに設定されているのがその大きな理由だ。増加率30%を上回る中国の税政収入を抑えてこそ、国民を豊かにし内需を拡大することができるのだ。
次に独占の禁止だ。さまざまなデータにより、ここ1年間の金融引き締めにおいて、銀行の資金の多くが国有企業(特に業界を独占する国有企業大手)に流れており、多くの民間企業が資金繰りに苦しんでいることが明らかになった。就業人口の増加分の70~80%は、民間企業の従業員である。この民間企業がなければ国民収入の増加は望めず、内需拡大と株式市場の繁栄を実現することもできない。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年8月8日
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