中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」がまもなく打ち上げられる。「天宮1号」は打上げ後、宇宙船「神舟8号」、「神舟9号」、「神舟10号」とのランデブー・ドッキングミッションを実施する。中国軍網が伝えた。
中国有人宇宙飛行プロジェクトのウェブサイトが明らかにしたところによると、「天宮1号」は6月29日に酒泉衛星発射センターに到着し、各テストが順調に行われた。7月23日、「天宮1号」の打ち上げに用いられるロケット「長征2号F」も酒泉衛星発射センターに到着した。これにより、同ミッションに必要な人員と機材が揃ったことになる。現在、各準備作業は順調に進められている。
酒泉衛星発射センターでは、今回の打上げに先立ち、発射場設備の全面的なメンテナンス・テスト・品質評価を行い、66件のインフラ技術改良を完了し、初のランデブー・ドッキングミッションに向けた態勢を整えた。ミッションの要求を満たすため、ロケット「長征2号F」も初採用の新技術5件を含む170件近くの技術変更をした。
中国の有人宇宙飛行プロジェクトは(1)有人宇宙飛行、(2)複数人による複数日間の宇宙飛行、宇宙飛行士の船外活動、宇宙船と宇宙ステーションのランデブー・ドッキング、人が短期間滞在する宇宙実験室の打上げ、(3)恒久的な宇宙ステーションの建設??の3段階に分けて進められる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月9日 |