中日両国は互いの修学旅行市場を開発することで、より親密になれる----。
子供は国家の未来であり、中日両国が、友好を代々続け、青少年交流と意思疎通を強化することは極めて重要だ。東日本大震災被災地の小中学生100人が、海南島で夏休みを過ごしている最中だ。彼らを率いる日本旅行業協会会長の二階俊博衆議院議員は、海南で心のこもった歓迎を受けたことに感謝を示すと同時に、海南の子供達を日本に招待することを提案した。日中国交正常化40周年という重要な節目にあたる来年、今度は海南の子供達が日本に招かれる。
二階議員は「日本の子供達が、度重なる困難を克服して自分の夢を実現させた鑑真和上を学び、理想のために奮闘努力する精神を身に着けることが、今回の海南旅行の重要目的のひとつだ。また、中国の子供たちとの交流を深め、中日友好の使者となってほしいという希望も彼らに託されている。海南島を『東洋のハワイ』と思っている人が多いが、海南の多くの地方は、ハワイを上回っていると私自身は感じている。今後の海南の発展潜在能力は極めて大きい」と述べた。また「海南は豊富な観光資源に恵まれている。この優勢を大いに活用し、スポーツトレーニング施設を建設すれば、多くの日本の大学生が遠征トレーニングで海南を訪れるだろう。それにつれて、日本のメディアやファンも海南にやって来る。誘致の面で、自分の役割を大いに発揮できればと願っている」と続けた。
日本の修学旅行市場は非常に成熟している。日本の旅行最大手・JTB仙台支店市場開発課の相原和洋氏は、「中日国交正常化40周年を契機に、中日両国が修学旅行市場でより大きなマーケティングを展開できる可能性は高い。今回の『陽光溢れる海南で愛を伝える』海南の旅が絶好のスタートとなった。来年、海南の子供達が日本の東北地方を訪れるならば、最高のプランは『雪遊び』ツアーだろう。熱帯の海南に住む子供達が、初めて見る雪でスキーを楽しめる。また、東北にはバラエティに富んだ多くの地方民俗イベントがある。たとえば、日本各地でこのほど、各種イベントを通じて七夕祭を祝った」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2011年8月4日
|