「包子(パオズ)」と呼ばれる肉まんで有名な中国の老舗「狗不理包子」(本店は天津)が2日、東京池袋の西武百貨店8階レストラン街にオープンした。同店が日本に出店するのは初めて。日本の華字紙「日本新華僑報」(電子版)が伝えた。
株式会社天津飯店の王誠社長によると、同店の店舗面積は約38坪(約126平方メートル)で、客席は58席。日本人の好みに合わせるため、同店伝統の豚肉の「包子」以外に、海鮮や野菜、角煮などの「包子」も用意している。このほか、本格的な天津料理やラーメンなども味わうことができるという。
王社長は日本出店について、「中国では誰もがよく知る老舗だが、日本ではまだまだ認知度が低い」と語り、「店の前に大型テレビを設置し、毎日狗不理の歴史を紹介するビデオを流し日本の方に少しでも知っていただくようにしている。天津本店から特別に招待したシェフ二人が包子を作る全過程を、お客様がガラス越しに見ることができるよう、店内ではオープンキッチンを採用した」と説明。「オープンしてまだ2週間だが、平日の来客数は350人前後、休日には450人前後と好調な滑り出し。今後はさらに多くの来客を見込んでいる」と期待感を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2011年6月21日 |