Imprimer cet article

Commenter cet article

関連ニュース  
西蔵経済の60年(1)空前絶後の大発展

 

 

 西蔵(チベット)は5月23日に平和開放60周年記念日を迎えた。

 今から60年前の昔の西蔵は、総人口の5%にも満たない官僚、貴族、寺院の上層の僧侶という三大領主が全ての土地とほとんどの家畜を占有し、総人口の95%を超える農奴や奴隷は基本的に生産資料をもたず、人身の自由もまったくといっていいほどなかった。当時の西蔵の人口は100万人で、うち90%は住居をもっていなかった。中心地・拉薩(ラサ)には小型の発電機が1基しかなく、ごく一部の官僚や貴族だけがこの希少な光明の恩恵にあずかっていた。農業生産は手で種をまき、足で地面をならすという具合で、作物の生産量は種子の5-6倍にとどまるのが常だった。

 これまでの60年を振り返れば、西蔵は千年の時を超えて発展を遂げたといえる。雪の降り積もる高原地帯の人々は、今では安心して暮らし、楽しんで働き、西蔵の特色を備えた経済発展の道を歩んでいる。

 1980年以来、中央政府は西蔵業務座談会を5回にわたり開催し、全国の力を結集して西蔵を支援すべく、より綿密な計画をうち出した。こうして西蔵は歴史的な飛躍を遂げ、急速な発展のレールに乗ることになった。

 1959年から2010年までの約60年間に、西蔵の域内総生産(GDP)は1億7400万元から507億4600万元に増加し、可比価格で計算すると83.3%増加し、年平均では9.1%増加した。また同期間には一人当たり平均GDPが142元から1万7千元に増加した。

 西蔵自治区党委員会の向巴平措副書記(西蔵自治区人民代表大会常務委員会主任)は「西蔵の財政から10元を支出すると、うち9元は中央政府からの移転交付だ」と指摘し、次のように述べた。2001年に行われた中央政府の第4回西蔵業務座談会の後だけでも、国は西蔵に総額3100億元を超える財政補助と固定資産投資を行った。第10次五カ年計画(2001-05年、十五)期間と第11次五カ年計画(2006-10年、十一五)期間は西蔵が最も急速に発展した時期であり、この10年間に国の対西蔵固定資産投資は1100億元を超え、新たに297件の重要プロジェクトがスタートした。

 1994年に行われた第3回西蔵業務座談会では、全国の力を結集して西蔵を支援するという重大な政策決定がなされ、第一弾として全国14省・直轄市が10年にわたって西蔵の44県を個別支援することが決定された。01年の第4回座談会では、支援の期間をさらに10年間延長すること、支援対象を西蔵のすべての県・市に拡大することが決定された。全国の18省・直轄市、約60の中央政府機関、中央企業(中央政府直属の国有企業)17社が西蔵支援の任務を担当し、幹部4742人を相次いで派遣して西蔵での業務に当たらせた。支援の資金は累計133億元を超え、重要建設プロジェクト4393件が完了し、西蔵が強い自主発展の力を蓄えるのを助けた。1993年から2010年にかけて、西蔵経済は18年連続で2けた成長を維持し、空前絶後の大きな発展を遂げた。

「人民網日本語版」2011年5月24日

 

北京週報e刊一覧
トップ記事一覧
民主集中制――中共中央政策決定の根本的制度
中米関係の行方
中国、非鉄金属生産量を引き続き抑制
政治的障壁、中国企業の対米投資で最大のリスク
特 集 一覧へ
第7回アジア欧州首脳会議
成立50周年を迎える寧夏回族自治区
現代中国事情
中国の地方概況
· 北京市  天津市 上海市 重慶市
· 河北省  山西省 遼寧省 吉林省
· 黒竜江省 江蘇省 浙江省 安徽省
· 福建省  江西省 山東省 河南省
· 湖北省  湖南省 広東省 海南省
· 四川省  貴州省 雲南省 陝西省
· 甘粛省  青海省 台湾省
· 内蒙古自治区
· チベット自治区
· 広西チワン族自治区
· 新疆ウイグル自治区
· 寧夏回族自治区
· 澳門特別行政区
· 香港特別自治区