中国の月探査衛星「嫦娥2号は」180日間にわたり安全に運行を続け、1日には半年の設計寿命に達した。軌道での運行状態は良好で、解像度7メートルの全月面写真の撮影にも成功している。今後も計画に基づいて4項目の科学的探査活動を継続する予定だ。
嫦娥プロジェクト関連部門の責任者によると、嫦娥2号は1日に設計寿命に達したが、衛星システムの状態は良好だ。燃料もまだ十分にあり、半年の設計寿命を超えて「長生き」できる見込みだ。現在、プロジェクトの関連各方面が研究・論証を進めており、嫦娥2号により多くの使命を与えて、その役割を最大限に発揮させるとともに、後続の宇宙探査活動に向けた基礎をうち立てたいとしている。
嫦娥2号は昨年10月1日に打ち上げられ、月に向かい、月の軌道に入り、軌道を修正するなどのさまざまな重要な段階を経て、月を周回する軌道で作業をスタートした。その後100キロメートル×100キロの円軌道や100キロ×15キロの楕円軌道で高解像度の画像撮影や月周回探査を行った。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年4月1日 |