11日の東日本大震災の発生により、日本政府と日本企業が資金を確保するため、外貨建て資産を売って円資金に変える動きが強まっていることを受け、世界為替市場における円レートが急速に上昇している。15日の東京外国為替市場では、円ドルレートは一時1ドル=81円20銭まで上昇した。また、地震被害の深刻化が懸念され、15日の東京株式市場では、日経平均株価が一時1300円超、下落率14%の暴落が見られた。
今回の東日本大震災の被害の規模が1995年の阪神大震災を上回ると見られている。災害救援・復興再建に必要な資金も10数兆円に上ると試算されている。
しかし、この資金は赤字国債発行に頼るしかなく、債務対GDP比が200%を超えている日本の債務状況は一層悪化するとの懸念が強まっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月15日 |