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中米:和すれば共に利し、闘えば共に傷つく

 

中国の胡錦濤国家主席が18日、訪米を開始した。中米両国元首の交わした、21世紀の第2の10年間で初めての握手には、計り知れない意義がある。(人民日報海外版コラム「望海楼」)

胡主席は訪米を前に米紙「ウォールストリート・ジャーナル」と「ワシントンポスト」の合同インタビューに書面で答えた。中米関係の長期的で健全な安定した発展に関する質問に、胡主席は「中米両国は和すれば共に利し、闘えば共に傷つく。双方は両国民の根本的利益、世界の平和と発展の大局に立ち、妨害を排除し、試練に対処し、向き合って進み、両国関係のたゆまぬ前進を促すべきだ」と指摘した。

かつて少なからぬ専門家が、中米関係を偉大な試験に例えた。試験に参加する一方は発展途上の新興大国、もう一方は年季の入った先進大国だ。両者は1つの国際システム内で平和共存しようとしている。

歴史の経験はわれわれに、これまでの国際システムは新興国の興隆を受け入れ、消化することが難しく、従来からの強国と新興国との間では往々にして摩擦、さらには衝突が起きることを示している。だが、中米関係の発展の過程で世界の人々は、意思疎通の願いと協力の誠意さえあれば、これが確実にウィンウィンのゲームになることを目の当たりにしてきた。

このウィンウィンのゲームを継続していくには、「和」を筆頭に掲げ続け、たゆまず協力を促し、深めなければならない。協力があって初めて、中米の平和共存の基盤をより堅固にすることができる。

中米両国には相違点が多くある。相互交流に最も必要なのが相互信頼だ。相互信頼は何によって強化すればいいのか?それは対話、意思疎通、協力だ。協力が一歩前進すれば、対話と意思疎通も一歩前進し、相互信頼は1つ上の段へ引き上げられる。相互信頼が強化されれば、中米関係はより順調に、より安定して発展する。

 

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