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過去の中米関係関連報道  
相互理解促したレーガン訪中

 

趙総理は三派連合政府に対する中国の断固たる支持をかさねて強調するとともに、ベトナムが撤兵すればカンボジア人民に国際監視下に自国政府を選択させる問題についての関係各国の話し合いが可能になると述べ、中国がカンボジアの独立、平和、中立に対する国際保障に加わる用意があることを明らかにした。

レーガン大統領は、カンボジア問題に関する東南アジア諸国連合(ASEAN)の考え方に支持を表明し、ベトナムに撤兵を要求するとともに、国際監視下でカンボジア人民に選挙を行なわせてカンボジアを独立、中立の国にする案に賛意を表した。

アフガニスタン問題 レーガン大統領は、ソ連軍の撤退を含むアフガニスタン問題のすみやかな政治的解決を望む旨、かさねて表明した。

趙総理は、アフガニスタン問題に関する中国の立場はすでに周知のことであって、多言を要しない、と述べた。

朝鮮問題 趙総理は、中国政府が朝鮮半島の情勢緩和を心から望んでいること、緊張激化につながるあらゆる行動に反対することをかさねて表明するとともに、三者会談の早期実現を望む意志に変わりがないことをくりかえした。

胡総書記も二十七日の会見で朝鮮問題に触れ、中国としては米軍の南朝鮮駐留に反対であることを表明し、「(米軍の駐留は)アメリカの評判を悪くするだけだ」と述べた。

レーガン大統領は朝鮮問題の平和解決を望むと表明しながらも、南北二者による直接交渉を支持し、四者会談を提案した。

南部アフリカ問題 趙総理は南アに対して、アンゴラ、モザンビークと結んだ協定の厳守を求めるとともに、隣国の安定を乱す現行政策の完全廃棄を要求した。また、「南部アフリカのもっとも際立った問題はナミビアの独立問題であり、これが国連安保理の決議にもとづいて解決されることを望む」と述べた。

レーガン大統領夫妻と会見する鄧小平主任

中米問題 趙総理は中米におけるアメリカの行動に反対であることを表明し、「コンタドーラ·グループが中米の緊張を緩和するために行なっている努力を、アメリカは尊重すべきである」と強調した。

中東問題 趙総理は中東問題の核心がパレスチナ問題にあることを指摘し、「中国はアメリカがアラブ諸国と人民の願いを尊重し、パレスチナ人民の合法的権益を認め、パレスチナ解放機構(PLO)との対話の開始を考慮するよう要望する」と述べた。

核軍縮問題 趙総理は中距離核ミサイルの欧州配備を中止するよう米側に要望するとともに、ソ連に対しても対応措置の停止を求めた。

趙総理は、米ソが現在のままで進めば核のエスカレーションにつながるとして、「これは必然的に国際的な緊張の激化を招き、世界の人民の間に重大な影響をもたらすことになる」と指摘し、米ソが中距離核ミサイルの削減に関する会談を再開するとともに合意に達するよう要求した。

レーガン大統領はこれに対して、アメリカとしては兵器削減が米ソのどちらにとっても有利であることをソ連に納得させたいと思っている、と述べた。核軍縮のための努力については、レーガン大統領は、会談を続けるための努力をすべきだが、ソ連によって拒否された、と述べた。

中ソ関係 趙総理はつぎのように述べた。

中ソ両国が長く対決するのは両国にとっても不利であり、世界の平和と安定にとってもよいことではない。そこで、中国としては平和共存の五原則を踏まえて関係を正常化しようと主張するとともに、わが国の安全に対する脅威、三大障害の排除をソ連側に強く要求している。中ソ交渉はこれまでに四回行なわれたが、実質的進展はまだ見られていない。

「北京週報日本語版」1984年No.19

 

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