李肇星外交部長は6月18日、カンボジアの首都・プノンペンで、アメリカのパウエル国務長官と会見し、中米両国関係及び台湾問題について意見を交換した。
李肇星外交部長はその際、「胡錦涛国家主席とブッシュ大統領がこのほどフランスのエビアンで行なった会談はよい成果を収め、これからの中米関係の発展に良好な基盤を打ち固めた」と述べた上で、「中国政府と人民にとって、台湾問題はずっと中米関係の中で最も重要で、最も敏感な問題であり、アメリカが一つの中国の政策と自分の承諾を守り、実際的な行動で中米関係を維持するよう期待している」と強調した。
これに対し、パウエル国務長官は、「現在、両国関係は順調で、双方は重大な地域問題と国際問題の面で、共通した見解を持っており、良好な協力を行なっている。アメリカはこれからも引き続き一つの中国の政策を堅持し、両国間の三つの共同コミュニケを遵守し、台湾独立に反対していく」と述べた。
「北京週報日本語版」2003年NO.26 |