胡錦濤国家主席(中央軍事委員会主席)は11日午後、ゲーツ米国防長官らと人民大会堂で会談した。
胡主席は「現在、中米関係は全般的に安定した発展という良好な基調を呈している。中国側は対米関係を非常に重視している。われわれは常に、中米両国は広範な利益を共有しており、両国の協力には非常に大きな将来性があると考えている。良好な中米関係は両国民の根本的利益に合致し、世界の平和・発展にもプラスだ。米側と共に、相互尊重と相互利益を基礎に、積極的・協力的・包括的な中米関係の踏み込んだ前進を促していきたい」と述べた。
胡主席はまた「中米両軍関係は両国関係の重要な構成要素だ。健全で安定した両軍関係は21世紀における積極的・協力的・包括的な中米関係の構築にとって重要な意義を持つ。両国の国防当局が『尊重・相互信頼・対等・互恵』の原則に基づき、対話や交流を拡大・強化し、戦略的相互信頼を育成・強化し、互いの重大な懸念を尊重・配慮し、健全で安定した両軍関係の発展のために共に努力することを希望する」と指摘した。
ゲーツ長官は「オバマ大統領は間もなく行なわれる胡主席の訪米に期待している。現在米中両国・両軍関係は新たな発展のチャンスを迎えている。中国側と共に努力して、対話や意思疎通を強化し、両軍関係の不断の前進を促していきたい」と述べた。また、今回の訪中は成功したとの認識を示し、双方が多くの共通認識にいたり、積極的な成果を得たことを高く評価した。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年1月12日
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