中国国防部の関友飛・外事弁公室副主任は11日、ゲーツ米国防長官の訪中による成果について「中国の国家・軍指導者はゲーツ長官と良い会談を行ない、両国・両軍関係や国際・地域問題について踏み込んで意見交換した。双方は共同作業部会の新設でも合意した」と説明した。中国新聞社が伝えた。
関副主任によると双方は政策レベルで以下の認識で一致した。
▽両軍関係は両国関係の重要な構成要素である。
▽両軍関係の健全で安定した発展は21世紀における積極的・協力的・包括的な中米関係の構築に両国が共に努力する上で重要な意義を持つ。
▽双方共に両軍関係の健全で安定した発展の継続に尽力している。
▽双方共に互いの主権、安全、領土保全を尊重し、戦略的相互信頼を育成・強化し、共通利益を強化・拡大し、誤解や誤った判断を回避するために効果的な措置を講じる責任と義務を負う。
▽持続的で信頼できる両軍交流は誤った判断や誤解の軽減に寄与する。
▽国防省防衛協議、国防省作業会合、海上軍事安全協議制度は今後の両軍対話の重要なチャンネルである。
双方は以下の事項を確認した。
(1)今年前半の適切な時期に陳炳徳総参謀長(中央軍事委員会委員)がマレン米統合参謀本部議長の招待で訪米する。
(2)両軍は対テロ、平和維持、護衛、人道救援など非従来型の安全保障分野で協力を行なう。
(3)今年前半に海上安全協議と中米両国国防相の作業会合を開く。
(4)両軍関係発展の指導的原則と枠組みについて研究するための共同作業部会を設置する。
(編集NA)
「人民網日本語版」2011年1月12日
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