共同会見に臨む両氏
梁光烈国防部長(国務委員)とゲーツ米国防長官は10日午前に会談を行い、その後共同記者会見に臨んだ。会談で双方は以下の認識で一致した。
▽健全で安定した中米軍事関係は、21世紀における積極的・協力的・包括的中米関係の構築に関する両国元首の合意の重要な一部である。
▽双方は共に間もなく行なわれる胡錦濤主席の訪米に期待している。
▽双方は中米両軍関係の健全で安定した発展を維持することは双方の共通の利益に合致し、各レベルの対話と意思疎通を強化・維持することは両軍関係を発展させる上で重要な意義を持つとの認識で一致した。
▽双方は共に効果的な措置を講じて、互いの主権、安全、領土保全を尊重し、戦略的相互信頼を育成・強化し、共通利益を強化・拡大し、誤解や誤った判断を避ける責任と義務がある。
▽双方は徐才厚中央軍事委員会副主席が09年10月に訪米した際に、ゲーツ国防長官と取り交わした両軍関係の発展推進に関する7つの合意を重視する。
▽双方は、ハイレベル相互訪問、定例事業、軍校教育などの分野で計画的に交流を実施することを確認した。
▽今年前半の適切な時期に、陳炳徳総参謀長が訪米する。
▽両軍は対テロ、平和維持、護衛、人道救援・災害対策など非従来型の安全保障分野で協力する。
▽双方は今年上半期に中米国防省作業会合と中米海上軍事安全保障協議作業チーム会議を開催することで合意した。
▽双方は引き続き両軍関係の指導的原則と枠組みについて協議し、適切な時期に合意文書を作成する。
ゲーツ長官は今月9日から12日にかけて中国を公式訪問している。訪中は国防長官就任以来2回目。
(編集NA)
「人民網日本語版」2011年1月11日
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