習近平副主席は10日午後、ゲーツ米国防長官の一行と人民大会堂で会談した。
習副主席は「中米両国は共に世界に重要な影響力を持つ大国だ。近年来、双方の努力の下、中米関係は安定発展の良好な基調を全般的に保ってきた。健全で安定した中米関係は中米両国と全世界にとって非常に重要だ。新たな情勢の下、中米は信頼し合い、同舟相救い、協力し合い、増え続けるグローバルな試練に共同で対処し、発展のチャンスを分かち合い、両国および世界の人々により良く幸福をもたらすべきだ」と述べた。
習副主席は「中米両軍関係は両国関係の重要な構成要素であり、両国関係において複雑な要素の比較的多い敏感な分野でもある。両軍関係の発展には安定した信頼できる政治的基盤の構築と維持、つまり主権・安全・発展上の利益の相互尊重が不可欠だ。両国の国防当局が効果的な措置を講じて両軍関係の政治的基盤をしっかりと守り、両軍関係の健全で安定した発展を確保することを希望する」と指摘した。
ゲーツ長官は「近年、米中両国は一連の国際・地域問題で緊密に協調・協力し、数多くの成果を上げている。米側は対中関係を非常に重視し、間もなく行なわれる胡錦濤主席の訪米に非常に期待している」と述べた。
ゲーツ長官はまた、米中両軍関係についての重要な共通認識に満足の意を表明。中国側と共に各分野での両軍交流・協力を推進する意向を表明した。また、世界や地域の重要問題に対する見解を述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年1月11日
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