2009年4月7日、バグダッドのイラク駐留米軍基地を訪問した米国のオバマ大統領
(新華社)
7年5カ月の作戦で、4000人余りの米国軍人が犠牲になった。8月31日、イラク駐留米軍は正式にイラク作戦任務を終えた。
米軍のイラク作戦行動は終わりを告げたものの、9•11事件で引き起こされた反テロ戦争は終息しそうもない。米国はなおもイラクに約5万の兵を駐留させ、アフガニスタンには約10万の兵が駐留している。
イラク撤退はコインの表面にすぎない。コインの裏側はアフガニスタンの兵力増強とアジア太平洋地域の軍事的プレゼンスの増強である。反テロ戦略調整の目的は依然として、米国覇権を擁護し、米国の世界における指導的地位を確保し、絶対的優位性によって絶対的安全を図ることである。
「北京週報日本語版」2010年12月20日 |