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2010年中日関係 回顧と展望  
2010年中日関係の出来事

4月3日、温家宝総理は北京で日本の菅直人副総理兼財務相と会談し、「日本は省エネ、エコ経済、近代製造業とサービス業などの分野で優れた技術を持っている。中国は巨大なマーケットがあり、両国の企業がそれぞれ長所を生かし、貿易と投資を拡大し、経済の成長を促すことを期待している」と述べた。

4月3日、第3回中日財務部長(財務相)対話が北京で開催された。双方は、世界経済が直面している問題、アジア経済の発展、中日経済の将来、マクロ経済政策と新しい発展戦略などについて意見を交わした。

4月6日、日本の岡田克也外相は閣議に「外交青書」を提出し、承認を得た。

「外交青書」では、「中国が国際社会と協調しつつ安定的に発展することは、日本や地域の国々にとっても一つの機会である」としている。

4月13日、中国を訪問中の溝畑宏・日本観光庁長官は、北京での記者会見で、上海万博の開催期間中に100万人以上の日本人観光客が訪中する見込みであることを明らかにした。

4月16日、宮本雄二・在中国日本国大使は「桜を見る会」で、青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で発生した地震の被災者に対して哀悼とお見舞いの意を表し、日本政府は15日に医療などの分野の支援を目的とした総額1億円を上限とした緊急無償資金協力を行うことを決定したと説明した。

4月21日、「中国経済と日本企業 2010年白書」が発刊された。同白書は日本企業の目で見た中国経済の描写だ。この「白書」は従来、北京の中国日本商会・調査委員会が発行してきた「中国経済・産業の回顧と展望」を母体とするもの。

4月28日、中国海軍第5陣の護衛艦編隊の張文旦指揮官は「広州」艦で、日本護衛艦編隊の指揮官を務める日本海上自衛隊6護衛隊司令の南孝宜1佐と会談した。

5月4日、習近平国家副主席は高村正彦会長を団長とする日中友好議員連盟の代表団と人民大会堂で面会した。習副主席は中日関係の発展、両国民の相互理解・友好の強化に向けた、日中友好議員連盟の長年にわたる積極的な努力や貢献を積極的に評価。

5月4日 中国共産党中央政治局委員、中央書記初書記、中央組織部部長の李源潮氏は4日、北京人民大会堂で、高村正彦氏を団長とする日本の日中友好議員連盟代表団と会見した。

5月7日、日本の環境学者吉川賢さんは内蒙古自治区政府による自治区国際科学技術協力賞を受賞した。国際科学技術協力賞は、内蒙古の科学技術事業の促進、経済や社会の成長に貢献した外国人学者を対象に設立されたものだ。

5月10日、日本の外務省、国道交通省、法務省、警察庁などは7月1日から、中国人の個人旅行ビザの基準を大幅に緩和し、申請者に必要な年収を現在の25万元から、3―5万元に引き下げることを決めた

5月12日、温家宝総理は北京で御手洗冨士夫会長と米倉弘昌副会長の率いる日本経済団体連合会(経団連)代表団と会談した。席上、温総理は「長い間、中日間の経済協力と貿易は両国、ひいては東アジアの経済成長の促進に大きく貢献し、豊かな経験を積み上げてきた」と述べた。

5月18日、今年度第一陣の高校生代表団が中国を出発し、日本での一週間余りにわたる交流を始めた。中日両国は2008年から2011年までの4年間、毎年4千人規模の青少年交流イベントを実施している。

5月22日、日本海上保安庁の招きに応じ、上海に駐屯する中国海事局の海上巡視船の「海巡21」は上海を出発し、日本の東京湾に向かった。日本で行われる海上「観閲式と総合訓練」共同演習に参加。

5月24日、日本商会と中日友好協会が共催する「走近日企・感受日本(日本企業に触れ日本を感じよう)」プロジェクト第6陣の中国人大学生の訪日団が24日、日本に到着し、10日間の訪問活動を始めた

5月25日、村上春樹の最新長編小説『1Q84』の中国語簡体字版が南海出版公司から出版された。初版刷数は120万部だ。

5月26日、日本政府の招きに応じて中華全国青年連合会は若手公務員や記者、教師、企業家など約500人からなる青年代表訪日団を日本に派遣した。

5月26日、招待に応じて日本海上保安庁が組織した「検閲式・総合訓練」の合同演習に参加する中国海事代表団は26日、104時間にわたる航行を経て無事東京湾に到着し、「海巡21」号はゆっくりと横浜海上防災基地の埠頭に着岸した。

5月30日、チチハルで発生した旧日本軍の遺棄化学兵器による事故(8.4事件)の被害者および日本側の代理弁護士と中国側の弁護士は北京で説明会を行い、日本の地方裁判所民事が5月24日、原告の賠償要求を退ける判決を下したことについて、不満と反対を表明するとともに、今後日本高等裁判所に上訴し、引き続き日本政府と戦っていく姿勢を明らかにした。5月31日、温家宝総理は日本の鳩山由紀夫首相と会談を行った。双方は新たな発展の時期を迎えた中日関係の重要な国際的問題および地域的問題をめぐり、率直かつ深い意見交換を行った。

5月31日国務院の温家宝総理は、日本の鳩山由紀夫首相と会談を行った。双方は新たな発展の時期を迎えた中日関係の重要な国際的問題および地域的問題をめぐり、率直かつ深い意見交換を行った。

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