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国際  
2010、世界を騒がせた人々

武器商人

 

2010年11月16日、タイ警察は内閣の許可の下、米国の要求に応じロシアの武器商人ビクトル•ボウトを米国側に引き渡した。写真はタイのバンコクで出廷するビクトル・ボウト(2010年10月5日撮影) (AFP通信)

 

経済危機のために沈んだ浮かない顔をしている人々がいる一方で、欧米各国の武器商人たちは顔をほころばせ、むやみやたらにぼろもうけをしている。

米国政府はイランの核問題をおおげさに騒ぎたて、イランを中東地域最大の脅威だと誇張することで、600億ドルにも達する兵器契約をサウジアラビアと結ぶことに成功した。これは米国の兵器売買では取引額が史上最高の契約であった。「中国脅威論」を吹聴し、朝鮮の脅威を大げさに言い立てて、年初からほぼ毎月アジア太平洋地域で軍事演習を行っている。ほかの地域でも同様だ。米国は東南アジア諸国でも兵器市場を拡大しようとしている。

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