特約記者 喬天碧
寧夏回族自治区彭陽県。10月下旬、朝食の準備をしていた農民、張秉蓮さんの家に10人ほどの客が訪れた。彼女に太陽熱調理器の使用状況を尋ねると、太陽熱調理器の詳細な研究について、さらに熱心に議論した。今年60歳になる張さんの2人の息子は出稼ぎに出ていて、夫とともに約2ヘクタールの土地を耕作し、年間収入は2000元近くだ。太陽熱調理器を使い出したため、去年購入した石炭はまだ残っている。客は張さんの妹の秉清さんの家も訪問。学校に通う子どもが2人いるので、「やっと口すぎ」できる生活を送っている状況だ。太陽熱調理器を使うようになって、年におよそ1トンの石炭、数百元余り節約できるようになった。
太陽熱調理器を受け取りに来た村民(陶克図撮影)
張さん姉妹は太陽熱調理器CDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトの受益者である。プロジェクトで彭陽県には3万4000台の太陽熱調理器が支給された。今回訪れたのは、プロジェクトの協力開発者である寧夏豊聯世貿有限公司、潔能国際投資有限公司、日常的な保守・点検と二酸化炭素(CO2)排出量測定で重要な責任を担う彭陽県作業ステーションのスタッフたちだ。
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