カンクン気候変動会議・中国政府代表団の解振華団長(国家発展改革委員会副主任)は6日午後、会議のメイン会場となったムーンパレスホテルにおいて、世界中から訪れた100あまりのメディアの記者に対し、気候変動の国際的な協議に参加する中国の立場と主張を詳しく説明した。同日はこのほか、低炭素の発展をテーマとする中国デーイベントも行われ、世界各地の政府代表、企業家及び非政府組織の関係者などが参加した。
解団長は、中国の二酸化炭素排出量がいつピークを迎えるかとの質問に答え、「中国は発展途上国であり、1人あたりのGDPはわずか3700ドル、世界順位はまだ100位前後にある。国連の関連基準によると、中国には貧困ライン以下で生活する人々がまだ1億5千万人いる。中国は経済を発展させる一方で環境を保護し、さらには気候変動に対応しなければないという、多くの重い任務に直面している。中国は先進国の工業化プロセスにおける経験・教訓を汲み取り、二の舞とならぬようにし、経済を発展させる一方で温室効果ガス排出の増加スピードを緩和するよう努力する。我々は、無制限な排出を絶対に行わない。また、排出のピークができるだけ早く出現するよう努力する。もし国際社会からの技術的サポートが得られれば、ピークはより早く出現するだろう」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年12月8日
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