EU・欧州連合で気候行動担当のコニー・ヘデゴー委員は6日、カンクン会議の記者会見で、EUは、2020年の温室効果ガスの排出量を1990年より30%を削減するという目標を受け入れないことを明らかにした。
ヘデゴー委員は「このような抱負のある目標を設定した国はないようだ。他の国が行動の意欲を持っていれば、EUは削減目標を引き上げる」とした上で、「来年の春に、気候変動に対応する行動及び削減目標を示す新しい文書を公表する」と述べた。
これまでEUは、2020年に、温室効果ガスの排出量を、1990年より少なくとも20%削減すると約束していた。さらに、もしその他の先進国が相応の努力を払い、主要発展途上国が十分に責任を果たすなら、EUは削減目標を30%に引き上げると表明していた。
「中国国際放送局 日本語版」 2010年12月07日
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