本誌記者 金多優
土曜日の朝、まだ8時前だというのに、和平里にある美廉美スーパーマーケットの入り口に大勢の人が並んでいた。8時半にスーパーが開店すると、買い物客は生鮮食品コーナーの羊肉の薄切り売り場に殺到。数分間で羊肉の薄切りが売り切れた。
この店の羊肉の薄切りは特価セール品だったのだ。1キログラムは17元。「質がそれほど良くないが、とにかく安い!質の良いのは1キログラムが23元で、もう買えそうもない」と列に並んでいる女性は言った。
中国の消費者にとって、今年はもう値上がりは珍しいことではない。数カ月連続して、肉類のほか、綿花、石油、ダイズなど大量取引商品の価格も上昇しつつある。
11月11日、国家統計局が発表したデータによると、今年10月に消費者物価指数(CPI)は同期比4.4%上昇し、市場予測の4%を大きく上回り、9月の上げ幅より0.8ポイント伸び、25カ月ぶりの最高を記録した。
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