釣魚島は日本の地図には含まれず
日本語の翻訳に従事する鄭さんが同書の序文を読んで語ったところによると、編者は序文で次のように語っているという。幸いにも吉川弘文館の館長のご協力を得て、世界歴史地図の編集を完了することができた。
序文の末尾で編者は自分の本を讃えることも忘れていない。「これまでの歴史地図は国史地図、東洋史地図、西洋史地図と分かれて編纂されていたが、我々はこれらを融合させ、渾然一体とさせた。この本は我々の国家だけでなく、その他のどの国にもこうした作品は存在しない。」
アジア部分の地図を見ると、日本の領土は赤で表示されている。唐朝の時代から始まり、元朝、明朝、清朝に至るまで、日本の赤い領土には釣魚島は含まれず、琉球諸島でさえ含まれていない。中華民国の時期に日本は中国を侵略して台湾及び周囲の島嶼、中国の東北部、現在の朝鮮、韓国などを占領し、これらの地方を無恥にも赤く塗っている。新中国の設立後、東アジアの地図には再び変化が起こり、上述の日本に占領された場所も赤い色ではなくなって原状を回復したが、この時の日本の赤い領土にも釣魚島は含まれていない。
王尚文さんは、日本は現在釣魚島問題で騒いでいるが、もし関連部門が必要なら同書をすぐに提出し、証拠とする考えがあると述べている。
関連
日本の地図に偽造品はない
吉林省収蔵家協会郵便切手・貨幣専業委員会の丁士民主任によると、日本から中国に流入した日本で印刷された中国地図や世界地図は数が限られ、地図偽造はコストが高いため「現在、国内の収蔵家が持つ、日本で印刷され日本から来た地図にはまだ偽造品はない」と述べている。日本は歴史の各段階でいずれも地図を制作しており、史料として収蔵し、国内で「戦果」を宣伝している。こうした文物は高い収蔵価値と歴史的意義を持つ収蔵品となる。
「人民網日本語版」2010年9月28日