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「東方紅」から「北斗」まで  
’96中国航空ショー

 本誌記者 韓宝成

昨年の十一月五日から十日まで、世界二十五カ国•地域からの四百余りの企業の参加を得て、マカオに隣接する広東省珠海市にて「96中国国際航空•宇宙航空博覧会」が開催された。同博覧会にはボーイング社、マクドネル•ダグラス社、ダイムラー•ベンツ•アエロスペースAG社、フランスのアエロスパシアル、イギリスのブリティッシュ•アエロスペース、エアバス•インダストリー、ロールスロイス社、レイセオン、ユナイテッド•テクノロジーズなど、多くの国際的有名企業が強力なスタッフで構成される参加団を送りこんできた。中でも最大規模を誇ったのは、人数が二百人以上に及ぶロシアの一団であった。

二十三万平方メートルの展示スペースには各種用途の九十六機の航空機が展示され、その中にはエアバス340旅客機、MD90旅客機、TU204とスホーイ27、30戦闘機の姿も見られた。中国航空工業総公司も六十八機を出展し、その中の運8輸送機、殱SⅡM(F―8ⅡM)迎撃戦闘機、超7(FC―1)型戦闘機、K8練習機、直―9型(Z―9)型ヘリコプターなどは中国の航空機製造業の実力を誇示するものであった。また広場の一角には五十八メートルの高さの長征2号クラスター式ロケットの姿もあったが、同ロケットにとっては最初の商業展示会での顔見せであった。

室内展示ホールは中国航空工業総公司および中国宇宙航空工業総公司、ならびに中国民用航空総局がそのほぼ半分の面積を占めており、展示内容も中国の航空•宇宙航空、民間航空運輸業のそれぞれの分野で達成した水準を十分に顕示していた。アメリカのアライド•シグナル社のビジネス戦略策担当上級副総裁ボブ•チョールド氏は中国の航空工業に対する印象について、世界先進水準との格差がそれほど大きくなく、ギャップは急速に縮まりつつあるようだと語った。

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