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「東方紅」から「北斗」まで  
宇宙開発奮闘四十年の足どり

 

一九七七年から中国では、太平洋へ向けての遠距離運般ロケットの発射、水中からの固体ロケット発射実験、静止通信衛星の打ち上げの三つの重点プロジェクト計画が実行に移された。一九八四年、これら三つのプロジェクト計画は成功を収め、中国の宇宙飛行技術にとって重大な突破口となった。

四十年間の建設と発展を経て、中国の宇宙飛行技術は、「長征1号」「風暴1号」「長征2号」「長征3号」「長征4号」「長征2E号」など多くの運搬ロケットや、技術実験、科学実験、リモートセンシング、気象、通信放送など各種の衛星を開発するなど実り多い成果を上げてきた。中国の宇宙航空技術の発展に伴い、中国ではさらに宇宙航空に必要な完備された研究、設計、試作、実験、生産などのシステムも打ち立てられた。また酒泉、太原、西昌の三カ所のセンター、西安観測コントロール•センターとその地上観測コントロール•ステーション、海上観測船などからなる宇宙発射観測コントロール実験システムが整備されていった。

ロケットを追跡観測する高級技師劉笑覚氏(左1)ら カメラ•鄒毅

 

このほかにも、戦略ミサイル、多種防空•海防ならびに地対地戦術ミサイル兵器システムの開発にも成功し、中国軍のハイテク条件下での防衛作戦能力が大いに高まり、国防力が増強された。長征ロケットはシステム化されたばかりでなく地球低軌道、太陽同期軌道、静止軌道への運搬能力が増強された。中国が自力で開発、打ち上げた人工衛星の数は計三十七個で、七十以上の国と宇宙航空分野での技術協力と交流関係を結んでいる。すでに調印された契約によると、一九九六年と九七年の二年間だけでも、中国の長征ロケットで外国企業のために七個の衛星を打ち上げる予定である。

現在中国はすでに複数衛星打ち上げロケット、低温燃料ロケット技術、多段式ロケット技術、静止衛星打ち上げと観測コントロール•回収技術、緊急逆推進技術などの宇宙航空技術の重要分野において世界の先進グループに仲間入りしている。

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