2002年4月1日16時51分、2002年3月25日に打ち上げられた「神舟」3号宇宙船は、内蒙古自治区中部地区に成功裏に着陸した。モジュールが開けられると、午後の日光が「ダミー宇宙飛行士」の顔を照らし、すべての参与者の胸の中に喜びと興奮が湧き上がった。中国人がまたも自らの宇宙飛行の夢に向かって大きく一歩前進したのである。
中国の宇宙飛行専門家でアカデミー会員の梁思礼氏は、第10次5カ年計画(2001-2005)期に、「中国の宇宙飛行士が宇宙に上がる」夢想は遅くとも2005年に実現できる」と語った。
中国が有人宇宙船の打ち上げに成功すれば、アメリカ、ロシアに次いで有人宇宙飛行の能力をもつ3番目の国となる。
新世紀に入ってから、中国の宇宙飛行事業はめざましく発展する新たな時期を迎え、最初の5年間に、さまざまな衛星30余個と多くの宇宙船を打ち上げる予定である。
1970年4月に最初の人工衛星「東方紅1号」を打ち上げてから現在までに、中国は合わせて70余個の衛星を打ち上げたが、その中に中国が自力で開発した衛星が約50近くあり、外国の衛星が27個ある。 |