そして高洪副所長はこう指摘する。「初めてすばらしい比喩を作るのは天才だが、2度目に同じ比喩を作るのは凡人。何回も何回も同じ比喩しか作れないのは愚か者だ。日本政府は自らが作った不利な局面をよく反省し、より積極的な姿勢で、双方が握手をする時にはその手をより長く伸ばし、いつも立ち止まって言葉を交わすのはやめたほうがいい。言葉を交わすのは正式な会談ではなく、正式な声明もなく、不正常な外交状態だ」
双方は新しいバランスを見つけるべき
今回の衝突事件は、日本側による船長の釈放で緩和されたが、徹底的な解決にはほど遠く、マイナスの影響もまだ続いている。高洪副所長は、中日両国が互恵関係の枠組みで相互関係を発展していきたいのであれば、新しいバランスを見つける必要があると話す。それは積極的に両国関係の発展の交流に努力し、絶えず交流や協力を促す新しい成長分野を見つけ、両国国民の相互寛容を作り出す前提やチャンス、互いに補い合い、求め合い、信頼というプラスの要素を利用して、再び友好的な状態を回復することであり、それは両国にとって有利なことだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月14日 |