中国国営の中国新聞社は8日、月探査衛星「嫦娥2号」が同日、2回目のブレーキングを行うと報じた。嫦娥2号は6日、1回目のブレーキングで月周回軌道入りに成功した。
嫦娥1号と比べて、嫦娥2号はブレーキングを行う際の月との距離が近く、飛行速度も速く、制動量も大きい。また月の重力場が衛星軌道にもたらす摂動(せつどう)も大きいことから、軌道制御と、近月点(月に最も近い点)に移行後の軌道確定で、より高い精度が求められる。このため、衛星の制御能力と観測システムの測定精度もより高い水準が求められるという。
「人民網日本語版」2010年10月8日 |