人民日報は6日、月周回衛星「嫦娥2号」が北京時間の同日午前11時6分(日本時間の同日午後0時6分)ごろ、月周回軌道入りに成功したと報じた。
北京宇宙飛行管制センターの麻永平副主任によると、制動実験は衛星飛行で最も鍵となる軌道修正。嫦娥2号が月に近づいたときの飛行速度は相当なもので、減速しなければ月から離れてしまう。周回飛行の実現には制動をかけ、月の引力で周回する月の衛星とすることが不可欠という。
北京宇宙飛行管制センターは北京時間の午前11時6分ごろ、嫦娥2号に指令を送り、エンジンを点火、約32分後に停止した。遠隔観測データによると、嫦娥2号は1周約12時間の周回軌道に入った。(編集YT)
「人民網日本語版」2010年10月8日 |