月面の虹湾地区は、月探査衛星「嫦娥3号」による月面着陸の候補地区となっている。月探査の第2期計画によると、月探査衛星「嫦娥2号」は「嫦娥3号」の月面着陸に向けた準備として、この地区の解像度1.5メートル以上の画像を取得するテストを行う。
月探査プロジェクトの呉偉仁・総設計師によると、虹湾地区は月の北緯43度、西経31度の地点にある、南北約100キロ、東西約300キロにわたる地域だ。
呉総設計師は「我々は着陸地点として4つから5つの候補を選んだ。第一候補は虹湾だ。同地区の地質構造は複雑かつ典型的であり、科学調査対象としての価値が高い。これは科学的な考慮によるものだ」とし、「月面の一部の地区には、他の国がすでに到達したことがある。我々は他国が調査したことがない場所を選ぶ。『嫦娥2号』が虹湾地区の高解像度画像を取得し、転送することに成功すれば、今回の任務は円満に成功したと言えるだろう」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年10月1日
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