チャイナスクールの出身者が隅に押しやられている状況
外務省のチャイナスクールの出身者が隅に押しやられていることで、タカ派の強行対中政策はコントロールバブルやレギュレーターを失い、日本政府はさらに引くに引けない状態だ。
日本の外務省には、中国語を学び中国問題を研究するグループが、長い年月の中で自然に形成されていった。谷野作太郎氏や阿南惟茂氏はその代表人物だ。そして中国に詳しい外交官が育成され、外務省内の知中派になった。そして以前の対中活動や政策の草案はそうした彼らが起草し、中日間に緊急事態が発生した時には自らの経験によって、中日の大局から事態の緩和に関して対策を講じた。
しかし対中強硬派のタカ派からは、外務省の知中派は対中の「弱腰派」や「親中派」とされており、徐々に脇に追いやられている。今回の事件で知中派が発言するのは困難で、強硬なタカ派が主導して膠着状態に陥った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月28日 |