関連部門によると、中国の2基目となる月探査衛星「嫦娥2号」は年末までに打ち上げられるという。北京宇宙飛行コントロールセンターでは現在、科学技術者ら100人以上が「嫦娥2号」の最終的な技術確認と準備作業を急ピッチで行っている。「北京晩報」が24日に伝えた。
北京宇宙飛行コントロールセンターのコントロールルームでこのほど、次のような一幕があった。突然アラームシステムが警告を発し、データに異常が出現。技術者は迅速なポジショニングを行い、原因を探し出し、対応マニュアルを始動。数分後には故障箇所の修正に成功した。実はこれもテストの一環だという。
「嫦娥2号」のミッションはリスクが高く、難易度が高く、技術が複雑でテスト内容が新しいなどの特徴がある。このため、同センターでは実践的なテストを行う審査グループが結成され、突然の故障シュミレーション?ランダムな質問などを通じて、ミッション担当者の緊急対処能力などをテストしている。
「人民網日本語版」2010年9月25日 |