国家国防科技工業局は9日、月探査計画の第2段階は順調に進められていることを明らかにした。月周回衛星「嫦娥2号」と「長征3号C」ロケットは現在、打ち上げ前のテストが行われており、年内に飛行テストが実施される計画という。新華社が伝えた。
月探査計画の呉偉仁総設計師によると、1号の任務に比べ、技術が更新され、難度がさらに高く、システムがさらに複雑になった嫦娥2号は、次の6方面の技術革新とブレークスルーを果たす予定だという。(1)ロケットでの衛星打ち上げから直接月軌道に投入する技術を獲得。(2)Xバンドでの深宇宙探査技術の実験を通じ、深宇宙探査体制を大まかに検証。(3)月から100キロメートル離れた位置から月軌道に入る技術を検証。(4)100キロメートル×15キロメートルの軌道マヌーバとスピード軌道測定技術の検証(5)最新の着陸カメラのテストとデータ伝送能力の大幅な向上。(6)嫦娥3号の予定着陸地点の画像を高解像度化。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年9月13日 |