革新を続けているハイテク企業の運営メカニズム　深圳市は企業の所有権の多元化、知的所有権化、生産要素の分配参与の面で大胆に模索し、技術による株式参加制度、科学者、技術者の持株経営制度、技術開発奨励制度、国有企業経営者の年俸制など革新を刺激するメカニズムを確立し、ハイテク産業の発展にプラスとなる企業運営メカニズムが一応形成された。

ハイテク産業の発展の過程において、深圳市は政府の推進的、指導的役割をよりよく発揮している。一九九八年に、深圳市は「ハイテク産業の発展促進に関する若干の規定」を公布し、一九九九年九月にそれを改正した。関連法規を作り上げ、充実させることによって、知的所有権の保護を中心とする法体制の環境が一応形成された。

深圳市はハイテク産業のベンチャー投資メカニズムの構築を積極的に模索し、市場化のやり方で財政資金を生かしてハイテク企業の発展をサポートし、一九九四年に、ハイテク産業投資サービス会社を設立し、一九九九年に、内外で科学技術ベンチャー投資会社を設立し、企業が積極的に国際ベンチャー投資資金を導入するよう奨励している。

現代化された塩田港

導入に力を入れることと自主的育成を結び付ける方針を実行して、ハイテク産業の発展のために技術と人材を提供している。深圳市は清華大学とともに深圳清華大学研究院を開設し、北京大学、香港科技大学とともに深港産研（生産部門、教育部門、研究部門）基地を設立し、ハルビン工業大学と深圳国際技術革新研究院を設立し、内外の三十三校の名門校と「バーチャル大学」パークなどを設立した。

民俗文化村を訪れる外国人観光客

現在、深圳市ではハイテク投資を引きつけ、ハイテク産業の発展を促すかなりよい総合環境が形成され、IT産業、内外の著名なハイテク企業、研究開発センター、名門校との協力が集中する焦点としての効果が現れている。