ハイテク産業の発展

九〇年代に入ってから、深圳市は進んで知識経済時代の到来による挑戦に適応し、世界の科学技術がめざましく発展をとげ、経済構造が大いに調整されているチャンスをつかんで、IT産業に代表されるハイテク産業を大いに発展させてきた。一九九九年のハイテク製品生産額は八百十九億七千九百万元に達し、工業生産総額に占める比率は四〇•五％となった。ハイテク産業は深圳経済の第一の成長スポット、推進力となっている。

深圳で初めての株式市場の模様

深圳市のハイテク産業の発展には次のようないくつかの主要な特徴が見られる。

目立つリーディング産業と製品　IT、バイオ技術、新素材、機械•電力設備を一体化したハイテク産業が急速に発展をとげる。その中でもIT産業の発展はとくに際立ったもので、主な製品の生産額と技術レベルは国内で上位にランクされている。深圳市はすでにコンピューターと通信設備の重要な生産基地となっている。一九九九年のIT産業の生産高額は七百四十億元に達し、ハイテク製品の生産額の九〇•四％を占めるに至った。

自主的知的所有権をもつ製品の比率が絶えず向上している　深圳市では多くの自主的知的所有権を持つハイテク中堅企業が現れ、自主的知的所有権をもつハイテク製品が開発、生産されている。その中には一万回線自動交換機、SDH伝送（光通信伝送）システム、GSM（移動通信）システム、携帯電話、高性能電池、有機ケイ素材、ガンマメスなどが含まれている。一九九九年の自主的知的所有権をもつハイテク製品生産額は三百八十三億三千六百万元に達し、ハイテク製品生産額の四六毛六％を占めている。

都市の主要道路である深南大通り

深圳羅湖税関のビル