甘粛省政府によると、18日16時の時点で、舟曲県で8日に発生した特大土石流災害による被災者は1287人、行方不明は457人、負傷して入院した人は72人、救出された人は1243人にそれぞれ達した。
被災地・舟曲県では、ほぼ全ての市街地域で断水、住民の飲料水確保が困難となった。省住房・城郷(都市農村)庁城建処の胡松涛処長によると、市街区域の給水管27.8キロメートルの4分の1が、修理を経て復旧しており、復旧前に手配された給水設備2台を加えると、被災地住民の水問題はほぼ解決されたという。同庁は、学校が間もなく再開するにあたり、学校での用水確保のため、住房・城郷建設部に対し、四川省綿陽市から給水設備4台の調達を願い出た。また、毎日1回、市街区域における給水の水質検査を実施し、検査報告を発表するよう求めた。
災害緊急対策指揮部は18日、通信部門による通信設備応急対策によって、被災地の通信能力は災害発生前の2倍となり、データ通信も確実に保障されていると明かした。
舟曲の大型土石流が発生して11日目、被災地住民の生活環境は絶えず改善されており、災害救助活動は秩序立てて効率よく進められている。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年8月19日
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