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上海万博:徐々に広がる低炭素理念

 

青少年:理念を提唱、自ら体験

「低炭素の理想は青少年から」。2010年上海万博が「低炭素万博」という理念を打ち出した後、未来の主人公である多くの青少年が、実際の行動を通して低炭素の理念を提唱している。

「低炭素『海宝(ハイバオ)』、エコと環境保護で万博の呼びかけに応えよう」。上海対外貿易学院外国語学院で、飲み終わったミネラルウォーターのボトル585本で組み立てられた高さ2.1メートルの万博マスコット「海宝(ハイバオ)」が人々の目を奪った。学生たちは実際の行動でエコ万博というスローガンを表現してみせた。

古新聞とビニール袋で作った斬新な服やスカート、ミネラルウォーターのボトルで作った小さなロケット、これらの創造性あふれる実験は、「私の低炭素生活――2010年青少年科学調査体験活動」の一部分である。活動が4月から全国各地で次々に展開されて以来、各地では環境保護低炭素ハンドブックの配布、科学普及劇の放送、科学技術サマーキャンプの実施、科学普及キャラバンのスタートなど、いろいろな形で科学調査体験を展開している。

今年は「青少年科学調査体験活動」が始まってから五年目でもあり、中国科学技術協会は低炭素というテーマを踏まえて、ちょっとした簡単な実験で低炭素生活の大きな道理を説明できる「活動ツールキット」を作った。

管理者:比較と参考で自分の短所を補う

「万博を見学するのに必要なのは、一つには比較対照ができること、そして二つ目は参考にすることだ。そうすれば、世界の長所を取り入れ、自分の短所を補うことができる」。何回も万博会場を見学している上海市閘北区党委員会の方恵萍書記は、この身近な「生きた教材」に深く引き付けられた。

今、閘北区の蘇河湾地区は旧市街の改造を行っている。そのプロジェクトを上海の新しいランドマークにするために、区党委員会の幹部は何度も万博会場を訪れて参考になることを学び取っている。「万博は87の都市の未来発展に対する成果と経験を私たちのすぐ近くまで届けてくれ、視野を広げ、考えを切り開く得がたいチャンス。万博の理念をしっかり身に付け、そして実地に応用していかなければ」。方恵萍書記は言う。

科学技術はこれまでの万博における最大のハイライトであった。今回の万博では、どの技術が人々に深い印象を与えるのだろうか。上海市科学技術委員会の寿子琪主任は次のように言い切る。「新エネルギー・カー、太陽光発電システム、LED照明技術などの低炭素で環境にやさしい革新技術は、すぐに大規模な応用が始まり、産業化されるだろう」。

「疑うまでもなく、今回の万博のエコ低炭素理念は科学技術のイノベーションに深遠な影響を与えるに違いない」。寿子琪主任はきっぱりと言う。「ここには世界最先端の都市の低炭素発展理念と実践ケースが集まっており、これらのケースは科学技術のイノベーションに新しい発展の方向性と重点を提示している」。

「北京週報日本語版」2010年8月11日

 

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