「低炭素」は今回の万博の一大テーマである。
万博会場の中では、世界中の最新の科学技術を凝縮した低炭素製品と技術を至るところで見ることができる。低炭素環境保護という理念はまさに漣のように伝わり、広がっている。万博会場の外でも、二酸化炭素排出削減や省エネルギーなど、低炭素はすでに社会の共通認識になっている。
万博会場の中でも外でも、誰もが自ら排出削減
先ごろ、上海万博で「低炭素万博の旅」が始まった。ベストシティー実践区内の上海エコハウス、ロンドン「ゼロ炭素館」、マドリード・ケース館、イタリアらしさのある持続可能な都市ケース館などが、「低炭素の旅」の見学場所として人気を集めている。
ロンドン「ゼロ炭素館」
ロンドン「ゼロ炭素館」
2月には早くも、最初に自主的排出削減に取り組んだ万科館の排出削減プロジェクトが万博の自主的排出削減活動の登録簿に掲載され、活動の幕が切って落とされた。万博開幕の前には、万博自主的排出削減ネットが正式に開通した。国連館が真っ先に自ら排出を削減した。国内から国外へと、万博の自主的排出削減活動の社会への影響力はますます強くなっていった。
それに呼応して、万博会場の外でも、万博の自主的排出削減活動に社会各界が広い関心を寄せ、積極的に参画した。
万博の「環境変化と都市の責任」をテーマにしたフォーラムにおいて、上海万博事務協調局の洪浩局長は誇らかに次のような内容を明かした。現在上海では124のコミュニティがさまざまな特色を備えるエコ外出提唱活動を行っており、すでに5000平方メートルの「万博エコ外出林」が植林された。低炭素交通カードは発売されて一ヶ月もたたないうちに2万枚近くが売れた。今までのところ、50万人以上の市民がいろいろな万博の環境保護研修に参加し、「一人一人が行動して、上海に緑を増やし、万博を共に迎えよう」という植樹造林などの活動も展開された。
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