青蔵高原東部に位置する青海省西蒙古族蔵（チベット）族自治州天峻県の天峻溝と瞎熊溝には、壮観ながら人に知られていない「石林」の景観がある。この場所には幻想的かつリアルな奇妙な峰が林立している。石林の多くは青みがかった灰色のカルスト地形で、今から約3億5千万年前のものだ。天峻の「石林」は形成過程で青蔵高原の隆起による乾燥にさらされたため、水による浸蝕のプロセスが完了せず、その後長い時間をかけて風の風化作用で現在のような独特の地形になった。（編集YH）

　「人民網日本語版」2010年8月11日