取材対象者:王夢如/女/チャイナネット英語版編集者
キーワード:コミュニケーション
今回の日本訪問で最も感じるところが大きかったのは、人との触れ合いだ。メディア関係者、年長者、通訳、地下鉄の見知らぬ人々、道端の子供……誰もが友好的で、目が合えば笑顔になり、言葉は通じなくても心で相手の気持ちを汲み取ることができ、とても感動的だった。
日本の記者の「夜討ち朝駆け」の職業意識と仕事に対する真面目さや熱心さは賞賛すべきもので、学ぶ価値があった。民宿のお年寄りの「いつでもどこでも旺盛な精力を保たなければならない…」という心の底からの言葉は、私の心を打ち、ただただあたたかな涙が流れた。通訳の先生の専門的な知識や技能、親しみやすい笑顔のおかげで、私たちは楽しく話をし、愉快に笑うことができた。地下鉄の駅で英語でおずおずと乗り換えの方法を尋ねた時には、通りがかりの人が日本語でああだこうだと教えてくれた。言葉は私たちには分からない日本語だったにもかかわらず、私たちはスムーズに乗りたかったJR線を見つけて浅草寺にたどり着くことができた。もう一つ強く印象に残っているシーンがある。私たちが好奇心にかられて車から街の景色や通行人をカメラで撮っていると、フジテレビ前の道を歩いていた天真爛漫で活発な子供たちが、カメラに向かって真っ白な歯を見せてくれた。私はたちまち子供たちの純真さにノックアウトされてしまった…
私は、十分なコミュニケーションがあれば、十分な理解がもたらさせると信じている。(本誌記者 繆暁陽)
「北京週報日本語版」2010年7月9日