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日本を体感――中国青年代表団メディア関係者訪日  
魏艶琳さん 環境保護はまず自分から

 

 

取材対象者:魏艶琳/女/湖北省広播電視台(湖北テレビ)テレビ経済チャンネル主任

キーワード:環境保護

8日間という短い日本訪問で最も印象深かったのは、日本人に浸透した環境保護意識だ。

東京に着いてすぐに、空気がきれいだと感じた。ガソリンや煙草の匂いがなく、コーヒーや揚げ物の匂いさえしない。通りには10メートルごとに大きな禁煙マークが貼られ、道路はきちんと整って清潔だった。皇居近くの主要幹線道路を通った際には、道路の両脇に樹木が青々と茂り、木の葉一枚一枚にはまったく埃がついていないのが見えた。後になってから、東京の緑化面積は広く、しかも道路脇には竹炭等、埃を吸い取り不純物をろ過するものが置かれ、空気をきれいに保っていることを知った。日本国内ではさらに、特製の塩で服を洗ったり、水源を汚染する洗剤の使用を中止したり、ゴミの分別回収をしたりする等、多くの環境保護プランが推進されていた。岐阜県では環境保護の理念が人々に浸透しており、岐阜県と人々の日常生活において大切なこととして捉えられていた。辺鄙な農村ですら例外ではなかった。岐阜県はゴミに対して厳格な分別処理を行っており、毎週決まった時間に、基準に合ったゴミ袋を使って、決められた場所にゴミを出すのだという。特に夏は、ゴミは住宅から直接ゴミ処理場に運ばれ、道路に出してある時間は非常に短く、ゴミが腐って悪臭を出したり、カラス等の鳥がゴミ袋を破って環境を破壊したりしないようにしている。

発展途上国である中国の経済は、すでに比較的高い水準まで発展してきたが、環境や生態の保護はまだ比較的遅れている。誰もが環境保護意識を持ち、誰もが環境保護行動を起こせば、中国の環境保護はきっと新たな段階へと進めるに違いない。(本誌記者 繆暁陽)

「北京週報日本語版」2010年7月9日

 
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