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新疆大発展政策の注目点  
中央の「対口」新疆援助の重点は生活改善 民族分裂防止

 

新しいラウンドの「対口」の新疆援助を始動させる

「中央の新疆工作座談会開催前にまず『対口』の新疆援助を始めることを決定したのは、これは当面新疆の発展と安定が直面している特殊な情勢から出発して行った戦略的政策決定だからである」と、権威のある専門家は語り、さらに次のように分析している。新疆各民族の幹部と人々は、中央が新疆の発展と安定に対するサポートを強化しなければならないとはっきりと強調したことに対し、期待に満ちている。新しいラウンドの「対口」の新疆援助を始動させることは、できるだけ早く新疆各民族の幹部と人々にウルムチの「7・5」事件の暗い影の中から抜け出て、すばらしい故郷を建設し、幸せな生活を築き上げる仕事に注意力を集中させること、できるだけ早く新疆各民族の人々が生産と生活の中で直面しているいくつかの現実問題と困難を解決し、1歩進んで中央の思いやりと温み、全国のその他のの省・直轄市の厚い友情を天山の南北に送り届けること、1歩進んで人心を凝集し、安定させ、新疆の社会の安定した局面を強固にし、発展させることにプラスとなるものである。

1996年に中央が幹部派遣による新疆援助策を実施することを決定して以来、目に見える効果があった。「この10数年来、新疆の各援助受け入れ地域のインフラはいくらか改善され、社会、教育、文化の分野に変化が生じ、その中から新疆の経済・社会の発展に対する新疆援助への貢献を切実に感じ取っている」と新疆社会科学院経済研究専門家の董兆武研究員は述べ、さらに次のように語った。新しいラウンドの新疆援助の始動は、新疆が間もなく飛躍的な発展の急行車線に入ることを示している。「新疆の発展を制約する原因はなにも資金の問題だけではなく、更に重要なのは人材の問題である。新しいラウンドの『対口』の新疆援助は資金、人材、技術、管理の総合的援助、経済的援助、幹部による援助、人材による援助、教育による援助という全面的な新疆援助、全方位の『対口』の新疆援助である」

新疆社会科学院農村研究所の宋建華副所長は次のように語った。「対口」の新疆援助は、新疆が発展の中で東部・中部地域の成功経験も学び取れば、これらの地域が発展の中で歩んだ回り道を避け、高い起点、ハイレベル、高能率の発展を実現することにもプラスとなる。「対口」の支援の計画の編成は科学、調和、実行可能性を重んじ、当面に立脚し、未来に着眼し、実際にもマッチすれば、また効果的に実行することもできることを確保し、そして一定の先取り性のあるものでなければならない。

新疆社会科学院社会学研究所の李暁霞研究員は次のように語った。新疆を援助する19の省・直轄市・自治区と新疆の援助を受けている地区・州はいずれも多くの援助プロジェクトを企画しているが、どのようにすれば、はじめて新疆の人々が新疆援助によってもたらされるメリットを真に体得することができるのか、これは私達がプロジェクトの選択において非常に細心であるよう要求し、全国の英知を集め、全国の力によって、最も直接で、最も現実的、最も逼迫性のある人々の生活問題を優先的に解決すべきである。例えば、教育、人々の生活、都市と農村の基盤施設など各民族の人々が期待している、基本的に条件の備わったプロジェクトに対しては、まずそれを実施し、各民族の人々にできるだけ早くメリットを得させるべきである。(『瞭望』誌)

「北京週報日本語版」2010年6月17日

 

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